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プロレタリア文学はものすごい

プロレタリア文学はものすごい

荒俣 宏
シリーズ・巻次 平凡社新書  57
出版年月 2000/10
ISBN 9784582850574
Cコード・NDCコード 0291   NDC 910.2
判型・ページ数 新書   240ページ
在庫 品切れ・重版未定
この本の内容
目次
プロレタリア文学は、そのシリアスな主題と裏腹の痛快な面白さを秘めていた。なぜ今頃プロレタリア文学を?とお思いの方も、一読すれば目からウロコが落ちる、楽しい文学ガイド。 プロレタリア文学といえば、抑圧された民衆の姿を描いた、この上なくシリアスな文学のはずだ。それがなぜ、こんなに面白いのか?劇的な時代を生きた平林たい子、葉山嘉樹、中野重治らが自らの生涯や体験を作品に投影することにより、あまたの強烈な表現、奇怪な物語が生み出されていった。ホラー・笑い・エロスが横溢する「忘れられた文学」を現代の眼で新たに読み直す、驚異の文学ガイド!
イントロダクション 忘れられた宝――プロレタリア文学を最高に楽しむ
 
第一部 プロレタリア文学は面白い
 第一章 疲れることの怖さ――プロレタリア文学はホラー小説である
 第二章 江戸川乱歩の困惑――プロレタリア文学は探偵小説だった
 第三章 肉欲と労働者――――プロレタリア文学はセックス小説だった
 第四章 メトロポリスの人造人間――プロレタリア文学はSFだった
 第五章 忍術小説と労働大衆――プロレタリア文学は立川文庫だった
 
第二部 プロレタリア文学はものすごい
 第六章 おもしろすぎる罪(上)――明治の論争から
 第七章 おもしろすぎる罪(下)――坪内逍遥もおもしろかった
 第八章 肉体の匂いと心の叫び――平林たい子はものすごい
 第九章 ドラマの自演力について――葉山嘉樹もすさまじい
 第十章 強いぞ、女教師! ――女性たちはプロレタリア文学を変えた
 
第三部 プロレタリア文学は奥深い
 第十一章 「プロ文」を超える文学――藤村の『夜明け前』
 第十二章 志賀直哉の謎――『暗夜行路』の裏事情
 第十三章 ある失敗企画を追って(1)――各派のはざまで
 第十四章 ある失敗企画を追って(2)――恋するプロレタリアートの非
 第十五章 ある失敗企画を追って(3)――海外からの刺激
 
エピローグ――そして誰もいなくなった
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