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蝦夷(えみし)の古代史

工藤雅樹
シリーズ・巻次 平凡社新書  71
出版年月 2001/01
ISBN 9784582850710
Cコード・NDCコード 0221   NDC 210.3
判型・ページ数 新書   256ページ
在庫 品切れ・重版未定
この本の内容
目次
古代の東北地方に、独自の文化と社会を持った蝦夷と呼ばれる人びとがいた。古墳時代から平安末期までの彼らの軌跡をたどり、北の大地からの視点で日本史の盲点を解き明かす。 古代の東北北部、そこは蝦夷と呼ばれる人びとの天地だった。縄文人の子孫として独自の文化を培っていた彼らはどのような民族だったのか。大和、京都の政権に抵抗を続けた蝦夷たちの歴史を古墳時代から平安末期までたどり、その社会や文化、アイヌとの関わりなどに光を当てる。北の大地に生きた人びとの軌跡を通して明らかになる日本史の真実。
はじめに

第一部 古代蝦夷の諸段階
 第一章 古代蝦夷の諸段階
   一 「エミシ」から「エゾ」へ
   二 第一段階――「エミシ」が東国人をひろく意味した時代
   三 第二段階――朝廷の直接支配の外の人たちが「エミシ」と呼ばれた時代
   四 第三段階――大化の改新から平安初期まで
   五 第四段階――平安初期から平泉藤原氏の時代まで
   六 第五段階――鎌倉時代以後

 第二章 東国人としての「エミシ」――第一段階
   一 「エミシ」という語の最古の用例
   二 記紀歌謡と初期万葉の歌
   三 強く、恐ろしく、かつ畏敬すべき「エミシ」
   四 ヤマトタケルの物語
   五 四道将軍の話、豊城命とその子孫の話
   六 倭王武の上表文と「毛人」
   七 古墳から見る    
   八 北の世界の文化・続縄文文化

 第三章 大和の支配の外にある者としての「エミシ」――第二段階
   一 国造制
   二 東北の国造
   三 「エミシ」と朝廷

 第四章 大化の改新後の世界――第三段階
   一 大化の改新とコホリの設定――常陸国風土記を読む
   二 城柵の設置
   三 城柵の発掘
   四 阿倍比羅夫の遠征
   五 蝦夷、遣唐使とともに中国に渡る
   六 「エミシ」を「蝦夷」と記すようになること
   七 大野東人の時代
   八 大崎平野とその周辺を小規模な郡に分割
   九 蝦夷の強制移住 
   一〇 出羽柵の北進と天平九年の作戦
   一一 藤原朝●の時代
   一二 伊治城の造営
   一三 伊治公呰麻呂の乱
   一四 坂上田村麻呂の登場
   一五 蝦夷社会の変化

 第五章 平安時代の蝦夷――第四段階
   一 文室綿麻呂
   二 胆沢鎮守府
   三 全国に送られた蝦夷たち
   四 元慶の乱
   五 蝦夷との交易
   六 蝦夷社会の武力抗争
   七 防御性集落の出現
   八 前九年の合戦
   九 後三年の合戦
   一〇 平泉藤原氏

第二部 蝦夷はアイヌか日本人か
   一 蝦夷アイヌ説と蝦夷日本人説
   二 アイヌ語地名とマタギ言葉
   三 蝦夷日本人説
   四 北海道の古代文化の変遷とアイヌ文化の成立
   五 縄文人の子孫がたどった複数の道
   六 展望・蝦夷社会は部族制社会

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