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ワイドショーに弁護士が出演する理由

ワイドショーに弁護士が出演する理由

小池振一郎
シリーズ・巻次 平凡社新書  111
出版年月 2001/10
ISBN 9784582851113
Cコード・NDCコード 0200   NDC 070
判型・ページ数 新書   240ページ
在庫 品切れ・重版未定
この本の内容
目次
小泉「ワイドショー内閣」の誕生は何を意味するのか?日本テレビ「ザ・ワイド」のコメンテーターとして活躍した弁護士が初めて公開する番組の内幕と人権問題がせめぎあう現場。 もっともテレビ的な番組といわれるワイドショー。そこには多くのコメンテーターが出演するが、〈お固い〉職業の弁護士がなぜ入っているのだろうか?日本テレビ「ザ・ワイド」のレギュラーコメンテーターを務めた著者が、そのコメントの裏側と人権問題がせめぎ合う現場を、一歩踏み込んでレポートする。 放送と法曹と視聴者の視点から、今、ワイドショーの真実が明らかになる。
はじめに――「ワイドショー内閣」が誕生して

第一章  ワイドショーから見たオウム事件
 国民葬ともいうべき坂本弁護士一家の葬儀/解決を遅らせた警察の捜査ミス
 坂本さちよさんをスタジオに呼ぶ/オウムの上祐幹部と対決する
 微罪逮捕・別件逮捕のジレンマ/「超法規的措置」は認められるか
 麻原裁判の行方/TBSビデオ問題
 TBSにナーバスになるスタッフ/カルト対策としての宗教法人法改正
 オウムに破防法が適用されなかった理由(わけ)

第二章  ワイドショーの現場
 新番組と新コメンテーターのスタート/生放送とアドリブ
 生中継で小泉厚相を追及/友情とチームワーク
 統一教会問題で知った出演者とプロデューサーの責任
 恐るべき柔構造の世界での上司の指示とは(椿発言)/皇室報道
 視聴者サービスか受け狙いか――DVと麻原釜ゆで/ワイドショーはなぜ横並びか
 中華航空機事故の静止画像

第三章  神戸児童連続殺傷事件と警察リーク
 異常と正常の間/少年の叫び「学校殺死の酒鬼薔薇」
 教育のあり方を問う/警察のリーク情報は信用できるか
 警察とマスコミの癒着/供述報道の問題点
 オウム井上幹部証言に身震い/スタジオで思わぬ代用監獄論争
 少年法とマスコミの圧力のはざ間での公開/少年法に違反する顔写真掲載問題
 『フォーカス』販売拒否は認められるか/加害者の人権か被害者の人権か
 PTSDと報道/弁護士会犯罪被害者支援センターと被害補償システム
 
第四章  犯罪報道のあり方
 犯人探しと福田和子事件/ハーディング事件に見る文化の違い
 陪審制とは/服部君事件に見る陪審員選定手続の疑問
 実名報道か匿名報道か/公人と私人の差はどこにあるのか
 犯罪被害者の実名顔写真報道問題/東京電力女性社員殺人事件の報道
 ペルー事件の背後にある人権抑圧
 
第五章  ワイドショーの光と影
 多くのボランティアを生んだ地震報道/地震被害と公的援助
 内部告発が陽の目を見る時代/内部告発を積極的に取り上げるワイドショーに
 現場は視聴率を信奉する/オウム視聴率
 視聴率国民主権論/視聴率至上主義からの脱却を
 ビートたけしの交通事故に同情論/朝鮮半島の宣伝戦と報道
 国家権力と一体になるメディアの危険性/最初のワイドショー内閣=細川内閣
 マスコミが小選挙区制を実現した/放送の自由と知る権利
 公正原則の要請

終章 メディア規制を考える
 権力性の自覚からの出発/《第三者機関》の設置が急務
 メディアへの国会の介入の是非/大新聞の問題点
 法務省の人権救済機関構想を批判する/「人権の世紀」のメディアとは

おわりに
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