映画の世界は男の世界か? ピンク映画300本を撮り、『第七官界彷徨─尾崎翠を探して』『百合祭』などの名作を撮り続けている女性映画監督が、世界の映画祭の友愛と女性の視点の映画作りを語る。
映画は男の世界か?
映画に憧れ、映画監督を夢み、
学歴・性別の門前払いもモノともせず、
三百本を超えるピンク映画を撮り続けた。
女の視点、女の思考をどこまでも追求し、
世界の女性たちと対話し連帯する。
映画を見ること、映画を作ること、
そこから新たな人生が始まる。
映画に憧れ、映画監督を夢み、
学歴・性別の門前払いもモノともせず、
三百本を超えるピンク映画を撮り続けた。
女の視点、女の思考をどこまでも追求し、
世界の女性たちと対話し連帯する。
映画を見ること、映画を作ること、
そこから新たな人生が始まる。
はしがき
第一章 ピンク映画まっしぐら
三百本のピンク映画の山/若松プロの門を叩く/現場を一日で飛び出す/撮影現場はセクハラの嵐
女優のイジメが辛かった/「小茶」のおばちゃん/本木荘二郎と梅沢薫/ハダカの代役も
「青年群像」に拾われる/私の監督修業/監督逃亡で、デビューのチャンス/ロマンポルノ襲来
小さな挫折から自分の会社設立へ/なぜ私は「売れっ子」になったか
第二章 『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』
日本の女性監督の最多本数/尾崎翠を探して/鳥取での現地取材/女性作家や研究者の協力
私物化する全集編者との闘い/フェミニストとの出会い/鳥取にも支援する会/翠を知る高齢者たち
運命的なキャスティング/困難を極めた鳥取ロケ/鳥取砂丘でヘリの空撮/女性スタッフの活躍
東京国際女性映画週間/海外の女性映画祭との出会い/尾崎翠フォーラムが始まる
第三章『百合祭』の長い旅
パリで口走ってしまったこと/女性が鑑賞するポルノ/男女の異性愛を超える試み
四ヶ月で映画が作れるか?/吉行和子さんがダメなら映画も断念?/最後まで難航した老・光源氏役 同窓会のような役者陣/日本の男社会にケンカを売る?/トリノでまさかの準グランプリ
感涙のモントリオール/イスラム圏で『百合祭』の反応は?/世界のレズ&ゲイ映画祭との出会い
日本脱出した女たち――海外浜野組/海外の日本女性はなぜ優秀か?
第四章 女性映画祭と共に――ヨーロッパの女性映画祭・主宰者インタビュー
作品は映画自体の運命を走り出す/女性映画祭への世界的な逆風/女性映画祭が立ち上がる時
イデオロギーの戦争が始まった――クレティーユ
ドイツで初めてのテーマを掲げた映画祭――ドルトムント
男性の目を通した女性像に飽き飽きして――トリノ
アンチ・フェミニズムの女性映画祭――ボルドー/実力派女性監督は語る
若い世代の女性映画祭離れ/二本目、三本目と撮っていくと分かること
性に関しては女性監督のほうがラジカル/「母船」としての女性映画祭
第五章 「早く生まれ過ぎた世代」から――高野悦子さんに聞く
やりたいことだけ実現しなかった/海軍兵学校に入りたかった/国際女性映画祭のスタート
女性監督が不思議でない社会に/女性映画祭の必要性/男のモラルは女に通らない
孤独で変人と思われてきた/生きていることは行動すること/「刺すなら心臓!」
終章 映画監督は男の世界か?
何にも変わらない/深作欣二監督の「男の仕事」/セクハラ認識の性差/大島渚監督の言葉
バカ女の壁/女は五十歳から
あとがき
第一章 ピンク映画まっしぐら
三百本のピンク映画の山/若松プロの門を叩く/現場を一日で飛び出す/撮影現場はセクハラの嵐
女優のイジメが辛かった/「小茶」のおばちゃん/本木荘二郎と梅沢薫/ハダカの代役も
「青年群像」に拾われる/私の監督修業/監督逃亡で、デビューのチャンス/ロマンポルノ襲来
小さな挫折から自分の会社設立へ/なぜ私は「売れっ子」になったか
第二章 『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』
日本の女性監督の最多本数/尾崎翠を探して/鳥取での現地取材/女性作家や研究者の協力
私物化する全集編者との闘い/フェミニストとの出会い/鳥取にも支援する会/翠を知る高齢者たち
運命的なキャスティング/困難を極めた鳥取ロケ/鳥取砂丘でヘリの空撮/女性スタッフの活躍
東京国際女性映画週間/海外の女性映画祭との出会い/尾崎翠フォーラムが始まる
第三章『百合祭』の長い旅
パリで口走ってしまったこと/女性が鑑賞するポルノ/男女の異性愛を超える試み
四ヶ月で映画が作れるか?/吉行和子さんがダメなら映画も断念?/最後まで難航した老・光源氏役 同窓会のような役者陣/日本の男社会にケンカを売る?/トリノでまさかの準グランプリ
感涙のモントリオール/イスラム圏で『百合祭』の反応は?/世界のレズ&ゲイ映画祭との出会い
日本脱出した女たち――海外浜野組/海外の日本女性はなぜ優秀か?
第四章 女性映画祭と共に――ヨーロッパの女性映画祭・主宰者インタビュー
作品は映画自体の運命を走り出す/女性映画祭への世界的な逆風/女性映画祭が立ち上がる時
イデオロギーの戦争が始まった――クレティーユ
ドイツで初めてのテーマを掲げた映画祭――ドルトムント
男性の目を通した女性像に飽き飽きして――トリノ
アンチ・フェミニズムの女性映画祭――ボルドー/実力派女性監督は語る
若い世代の女性映画祭離れ/二本目、三本目と撮っていくと分かること
性に関しては女性監督のほうがラジカル/「母船」としての女性映画祭
第五章 「早く生まれ過ぎた世代」から――高野悦子さんに聞く
やりたいことだけ実現しなかった/海軍兵学校に入りたかった/国際女性映画祭のスタート
女性監督が不思議でない社会に/女性映画祭の必要性/男のモラルは女に通らない
孤独で変人と思われてきた/生きていることは行動すること/「刺すなら心臓!」
終章 映画監督は男の世界か?
何にも変わらない/深作欣二監督の「男の仕事」/セクハラ認識の性差/大島渚監督の言葉
バカ女の壁/女は五十歳から
あとがき