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食の街道を行く

食の街道を行く

向笠千恵子
シリーズ・巻次 平凡社新書  536
出版年月 2010/07
ISBN 9784582855364
Cコード・NDCコード 0263   NDC 673.97
判型・ページ数 新書   280ページ
在庫 現在品切中
定価902円(本体820円+税)

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この本の内容
目次
日本に数ある「鯖街道」や「塩の道」など、食の流通・交流に関連する道を辿り、日本の食文化の原点を探る。司馬遼太郎の顰に倣い、丹念な取材によって日本の食地図を描く。
まえがき
第一部 海辺から山への道
鯖街道――小浜から京都まで、ひと塩した鯖を背負って駆け抜けた道
ぶり街道――山国の正月の年取り魚=塩ぶりがたどった峠道
塩の道――人間の生命を支える必需品を運んだ古代からのルート
鮑の道――海のない甲斐の名物海産物「煮貝」の道程
第二部 海上の道
昆布の道――北海道から大阪へ。北前船で運ばれた和食の基本だし
醤油の道――紀伊半島から房総半島へ。醤油が下ってきた航路
第三部 権力者がつくった街道
鮎鮨街道――鮎好きの歴代徳川将軍に届けた高速道
お茶壷道中――本場・宇治からひと夏かけて運ぶ“新茶”の道
第四部 渡来食品が伝わった道
砂糖街道――長崎に始まるシュガーロードの甘味のすべて
豆腐の道――京豆腐は風雅をきわめ、江戸豆腐は庶民の人気おかず
唐辛子の道――コロンブスからつながっている七味唐辛子、かんずり
さつま芋の道――「九里四里うまい」は川越と江戸の距離

あとがき/参考文献