日本でいちばん平凡な名前の出版社
映画はネコである

映画はネコである

はじめてのシネマ・スタディーズ

宮尾大輔
シリーズ・巻次 平凡社新書  579
出版年月 2011/04
ISBN 9784582855791
Cコード・NDCコード 0274   NDC 778
判型・ページ数 新書   240ページ
在庫 在庫あり
この本の内容
目次
狭くて暗い所、追いかけっこ、演じるのが好きなネコは映画のスタイルと相性がいい。ネコを案内役として馴染みの作品を題材に、技術面から理論、歴史までを紹介。映画を豊かに語る言葉を伝える。 『ティファニーで朝食を』など古典的名作を中心に、
近年話題の社会派ドキュメンタリー映画まで、
全八作品を取り上げながら、映画学の基礎を解説。
ただ「おもしろかった」だけでは終わらせない、
映画の魅力を存分に語るための言葉がここにある。
技術から美術、歴史、理論、作品の政治的背景まで――
ネコを案内役に、映画の新たな観方へと読者を誘う。
はじめに

第I部 ネコと映画のスタイル

第1章 ネコは狭いところが好き?
──『ティファニーで朝食を』のフレーミング
ティファニーで朝食を取る
オードリーはネコ
「ムーン・リバー」と『ナイン・ライブズ』
ホリーは自由? ネコは自由?
ホリーとポールの出会いの構図
ハリウッド映画の一八〇度ライン
鏡と照明と音楽
白黒の世界からの脱出
囚われの構図と白黒の世界、ふたたび
ハッピー・エンディング=ハッピー・ビギニング
ハリウッド映画と性道徳

第2章 ネコは暗いところが好き?
──『キャット・ピープル』のライティング
『ティファニーで朝食を』と『キャット・ピープル』
イリーナは暗いところが好き
オリバーは明るいところが好き
結婚したら、オリバーも暗いところが好きになってくれるかしら
アリスは暗いところが嫌い
イリーナの死。もう暗いところにいなくてもいい?

第3章 ネコは追いかけっこが好き?
──『泥棒成金』のエディティング
ケーリー・グラントは泥棒ネコ
追いかけっこの編集──クロスカッティング
視線の編集──POV
泥棒ネコと警察
泥棒ネコと「新しい子ネコ」
嘘から出た真の編集──モンタージュ
ああ、捕まっちゃった

第II部 ネコと映画の理論と歴史

第4章 ネコは演じるのが好き?
──『間諜X27』の作家とスター
ディートリッヒもネコ?
ディートリッヒとフェミニズム
ネコをかぶること──変装と演技
スタンバーグ監督はマゾ?
謎の女ディートリッヒ

第5章 ネコは食べるのが好き?
──『仁義』のジャンル(「フィルム・ノワール」)
マテイ警部の夢
ネコに食事をあげること
メルヴィルの夢──「フィルム・ノワール」へのオマージュ
ネコとメルヴィルと私

第6章 ネコはテリトリーが好き?
──『猫と庄造と二人のをんな』と日本映画
「アート・シネマ」と化け猫映画
テリトリーをめぐって
山田五十鈴と入江たか子──二人のをんな化け猫?

第7章 ネコは歩くのが好き?
──『子猫をお願い』のリアリズム
『子猫をお願い』のリアリズム
移動する子ネコ
苛酷な現実
歩き続ける女の子たち

第8章 ネコは見つめるのが好き?
──『ミリキタニの猫』と観客
ミリキタニのネコとリンダのネコ
生まれ変わったミリキタニのネコ
宮尾のネコ
宮武のネコ

おわりに
参考文献
  • 今日の平凡社
  • カスタム出版
  • 入れサービス