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江戸の恋文

言い寄る、口説く、ものにする

綿抜豊昭
シリーズ・巻次 平凡社新書  714
出版年月 2014/01
ISBN 9784582857146
Cコード・NDCコード 0221   NDC 210.5
判型・ページ数 新書   208ページ
在庫 在庫あり
この本の内容
目次

尼、後家、下女、他人の妾、女房の妹――
それがどんな相手でも、恋をしたらいい仲になりたい。
江戸期、そんなニーズに応える「恋文指南書(文例集)」があった。
心を?む詞(ことば)、必ず色事ができる文(ふみ)の書き方、
口説きテクの伝授、セックス指南まで、内容充実、
それはまさに〝恋のテキスト〟だった。
「恋文指南書」から読む、江戸の庶民の〈恋文〉文化。

はじめに

第一章 手紙というコミュニケーション・ツール
文字の学習/女子の教育/「ただの年」ではない十三歳、十六歳
ケダモノだらけ、危険な環境/無筆はつらいよ/かくあるべし、女性の手紙
恋文指南書/セックス指南本にして書翰文学/雁の玉章
恋文用語 その一/恋文用語 その二

第二章 初めての恋文
恋文の基本/嘘っぽい手紙/恋文をどう渡すか/はじめての恋文
恋文の危機管理 その一/恋文の危機管理 その二/恋文をもらったら
女より、恋文の返事/そして男の返事は/次の段階へ
いよいよ今夜二人は……のはずが/逢瀬のあとで/恨みの文、プロポーズの文

第三章 恋文を送る相手さまざま
恋する人たち/他人の妾に送る文/後家とは/後家への恋文/女筆指南
尼も恋の対象/身分違いの女を攻略する手紙/〝社内恋愛〟奥女中への恋文
下女とは/下女の恋文/偽りの恋文

第四章 遊女の手紙
遊女の恋は金で買うもの/妄想をかきたてる? 手紙を読む遊女の絵
遊女と手紙/上手い字は顔のたしになる/手紙の受け取り方/文使から受け取る
遊び仲間から受け取る/加賀・串茶屋の遊女/送った恋文のゆくえ

第五章 恋文の教養
恋の和歌は覚えるべきもの/恋の和歌の実例/七夕の歌/恋のまじない その一
恋のまじない その二/恋文と発句/恋のことば

おわりに

参考文献
  • 今日の平凡社
  • カスタム出版
  • 入れサービス