バスク初文集
バスク語最古の書物
ルネサンス文学が到達したもう一つの金字塔。16世紀、西欧の文化・宗教を知るうえでも欠かせない基本書、初の日本語完訳。
ベルナト・エチェパレ 著 萩尾 生 訳 吉田 浩美 訳 |
|
出版年月 | 2014/11 |
---|---|
ISBN | 9784582836783 |
Cコード | 0097 |
判型・ページ数 | A5 240ページ |
在庫 | 在庫あり |
ネット書店で購入 |
---|
定価3,300円(本体3,000円+税)
ヨーロッパの異郷に咲いた、奇跡の文学作品
1545年、フランス・ボルドーで刊行された、バスク人司祭による小詩集。
散文による献辞と韻文詩からなり、バスク語で印刷された書物として現存する最
古の作品。
宗教的主題と多情な世俗愛が対等に描かれ、一聖職者の詩としては異色のものと
いわれる。
とくに2つのバスク語讃歌において、「バスク語で書くこと」の意義を歌い上げ
ていることで、1960年代以降のバスク語復興運動において、フランコ体制への抵抗、
もしくはアイデンティティを掲げる人びとにとっての象徴ともなった。