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下町M&A

下町M&A

中小企業の生き残り戦略

中小企業の転廃業が進む中、事業再生の切り札としてのM&Aが増えている。売り手・買い手にシナジー効果を生み出すノウハウを紹介。

川原愼一
シリーズ・巻次 平凡社新書  758
出版年月 2014/12
ISBN 9784582857580
Cコード・NDCコード 0234   NDC 335.46
判型・ページ数 新書   216ページ
在庫 在庫あり
この本の内容
目次

中小企業の転廃業が進む中、事業再生の切り札としてのM&Aが増えている。数百社の再生相談に応じてきた事業再生コンサルタントが、売り手・買い手にシナジー効果を生み出すノウハウを紹介する。


特設HPはこちら→ http://www.skibp.co.jp/shitamachi/index.html

 

まえがき

第1章 Xデーがきた──苦渋の決断
1. 水田部品工業の一番長い日
眠れない日が続いた末に
2. 「赤字企業(事業)」でもM&Aは可能なのか
M&Aの本質とは何か/赤字の状況をM&Aで一気に解消しよう
お金では買えないものが買える/鍵になるタイミング
3. 企業の成長と衰退の波
日本の経済成長と企業の成長/攻めに強い経営者ほど守りに弱い
銀行はいつまでも貸してくれるものと思っていた/二代目の冷静な視点

◦M&Aの形態 (株式譲渡と事業譲渡)

第2章 倒産危機から再生への歩み
1. 経営者家族との出会い
日本経済の再生への歩み/失敗者だからこそ再生を語れる/相談者の心が開くのを待つ
借金の返済さえなければ
2. 思い切って相談することで目の前が開ける
借金の総額も金利の額も知らなかった/一冊のビジネス書が教えてくれた
大企業が救われるならうちだって
3. 銀行交渉
外見のイメージから演出する/金融の知識を学ぶことがポイント
金融機関なのか、金貸しなのか
4. サービサーとの対決
嬉しい悩みの発生/最後の切り札「特定調停」/優しかった調停委員

◦M&Aに至るさまざまな道筋

第3章 経営者の孤独──口の固い者がM&Aを制する
1. コペルニクス的発想の転換
震災後の業界の激変/お客様に迷惑をかけない方法を
2. スケジュール作成、情報の一元管理
孤独なボクサーとセコンド/同族経営者の場合/「口の固い者がM&Aを制する」
ステークホルダーとの交渉は外堀から/売却先を決める──シナジーが見込める相手は?
有望な買い手先へのアプローチ/「すべてはM&A後のために」

◦スケジュールとアクションプラン

第4章 売り手と買い手、それぞれの鉄則
1. 買い手の「尊大さ」がM&Aを失敗させる
自社の課題を補うM&A/買い手の「上から目線」は破談のもと
「事業を引き継がせていただく」という姿勢/小さくても安定した経営へ
2. ステークホルダーとの目線を合わせる
それぞれの交渉が密接に関係/相手と目線を合わせる
3. 最終段階、売買金額の決定
売り手企業のスタンス/価格決定とデューデリジェンス/契約書に見えるM&Aの本質

◦買い手から見るM&A

第5章 社員たちのM&A
1. 社員たちに納得してもらうための準備
引き際の大切さ/M&Aは人、物、金の順番で難しい/情報コントロール
経営者は自分の言葉で話すこと
2. 社員たちとの面接
有給休暇は? 退職金は?/身内への説得/移籍対象者の面接
最後の決断/経営者の最後の使命

◦「M&Aでは人がもっとも難しい」

第6章 「私的再生」という出口戦略
1. 債務の対処方法
私的整理と私的再生/私的再生のための条件/金融機関による債権管理ポリシー
2. 真の再生を目指すために
最後のハードル/債務を劣後にする方法/金融機関も戸惑いつつも前向きに

あとがき──その後の水田部品工業
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