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日韓外交史

日韓外交史

対立と協力の50年

日韓基本条約の締結から50年。日韓関係の未来のために、北東アジア情勢分析の第一人者が、半世紀の両国の交流と対立の歴史を検証。

趙 世暎
姜 喜代
シリーズ・巻次 平凡社新書  795
出版年月 2015/11
ISBN 9784582857955
Cコード・NDCコード 0231   NDC 319.1021
判型・ページ数 新書   288ページ
在庫 在庫あり
この本の内容
目次

1965年に日韓基本条約が締結されてから半世紀。その間日韓関係は、韓流ブームやワールドカップ日韓共同開催など、比較的友好的な時期があった一方で、竹島(独島)問題、従軍慰安婦問題、歴史教科書問題などで大きく揺れ動いてきた。そして現在、日韓関係は極度の冷え込みが続いている。今後両国関係の未来のためにはいかにすべきか。日韓外交の最前線で活躍してきた知日家が、日韓外交の50年を韓国の大統領別に、客観的に振り返る。

日本語版読者のために
はじめに

第一章 国交正常化の光と影──朴正熙政権期(一九六五~一九七九)
「一九六五年体制」の光と影/日韓国交正常化と日韓協定/請求権資金──経済発展の礎/日韓関係の危機──二つの事件/共産主義の防波堤──韓国条項/限定された相互交流

第二章 首脳外交時代の幕開け──全斗煥政権期(一九八〇~一九八七)
「日韓新時代」──首脳外交時代の開幕/「安保経済協力」問題──四〇億ドルの公共借款/歴史教科書問題の勃発/対日貿易赤字の慢性化/双方の文化への関心の高まり

第三章 「慰安婦」問題の端緒──盧泰愚政権期(一九八八~一九九二)
冷戦の終結と民主化による変化/日本軍「慰安婦」問題の始まり/在韓原爆被害者問題/日朝国交正常化への動き/対日貿易赤字は拡大へ/イメージ変化の契機・ソウルオリンピック

第四章 文民政権の「新日韓関係」──金泳三政権期(一九九三~一九九七)
文民政権の自信と試行錯誤/歴史問題をめぐる一進一退/「河野談話」の発表/漁業問題から浮上した領土問題/サハリン居住韓国人問題/北朝鮮政策における対立と協力/成熟した経済協力への努力/日本文化開放へのうねり

第五章 短かった蜜月期──金大中政権期(一九九八~二〇〇二)
短かった黄金時代の到来/二一世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ共同宣言/歴史教科書問題の再燃/アジア女性基金の失敗と混乱/新日韓漁業協定締結へ/北朝鮮政策での温度差/通貨危機脱却のための協力/日本の大衆文化ついに開放へ

第六章 深まりゆく確執──盧武鉉政権期(二〇〇三~二〇〇七)
正面衝突した日韓首脳の個性/歴史認識・領土問題での対立激化/日韓会談の文書公開/日韓FTA交渉の開始と中断/韓流ブームと「日流」

第七章 「実用外交」の挫折──李明博政権期(二〇〇八~二〇一二)
もろくも崩れ去った「実用外交」/独島=竹島問題の決定的亀裂/日韓併合一〇〇年、菅直人首相の談話と図書返還/「慰安婦」問題でも対立が鮮明に/強制徴用者問題/日中韓の三国間協力/対北朝鮮政策では協力も/貿易におけるパワーバランスの変化/日本での需要が高まる韓国の大衆文化

おわりに 日韓国交正常化五〇周年を目前に控えて

補章 信頼関係再構築に向けて──朴槿恵政権期(二〇一三~)

日韓外交史年表
付録
日韓基本条約/日韓請求権並びに経済協力協定/旧・日韓漁業協定/新・日韓漁業協定
参考文献
  • 今日の平凡社
  • カスタム出版
  • 入れサービス