自伝的小説ともいうべき表題作ほか短編5編を収録。朝鮮の「開化」の時代を、極貧に耐え志をもって生きた一青年の苦悩と民族の義憤。
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李泰俊(1904~?)は解放前後の朝鮮を代表する純文学作家として知られる。
戦後70年の今日にあって、その作品群は色褪せることがない。待望の邦訳に詳細な訳者解説を附す。
朝鮮プロレタリア文学最高傑作の邦訳決定版
日韓のはざまで生まれた朝鮮近代文学を精読