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伊勢と出雲

伊勢と出雲

韓神(からかみ)と鉄

日本原初の記憶が刻まれた地でありながら、それぞれ別物とされてきた伊勢と出雲を、古代朝鮮の文化と鉄をキーワードにつなぎ直す。

岡谷 公二
シリーズ・巻次 平凡社新書  821
出版年月 2016/08
ISBN 9784582858211
Cコード・NDCコード 0214   NDC 162
判型・ページ数 新書   208ページ
在庫 在庫あり
この本の内容
目次

 

古代朝鮮とのかかわりから神社の起源を探り、沖縄、済州島、韓国・慶州を経巡ってきた著者が渡来人の足跡=「鉄の道」を辿り直して行き着いたのは、国家神道の中枢だった。両者とも日本の起源が刻まれた地でありながら別物とされてきた伊勢と出雲を、「韓神と鉄」をキーワードにつなぎ直す思索の旅の物語。

 

第一部 伊勢篇

第一章 伊勢の韓神
消された痕跡/渡来の経路と動機/『山宮考』に導かれて
韓神山という謎/墳墓の問題/荒木田氏の本貫の地で
姓に刻まれた歴史/山宮祭と神社の起源/新羅の祭祀
員弁の韓神/鞆尾神社を探して

第二章 伊勢津彦の問題
伊勢津彦とは何者か/猿田彦との関係
出雲族の東漸/伊勢・伊賀のなかの出雲

第三章 伊勢と鉄
古代伊勢と鉄/多度大社へ/敢国神社の鉄神/伊勢・伊賀の製鉄遺跡
外宮はいかに創祀されたか/息長氏──丹波・新羅・鉄
船木氏──丹波と伊勢の結接点/猪名部氏との関係

第四章 亀山へ
伊勢のなかの白木/忍山神社と布気神社
白木村へ

第二部 出雲篇

第一章 唐川村にて
消された韓国色/小津、十六島へ/鰐淵寺
韓竈神社にて/出雲のなかの渡来文化

第二章 日御碕の韓国神社
日御碕神社の変遷/上の社=韓国神社?
出雲と宗像/要港としての宇竜

第三章 砂鉄の国
横田へ/素戔嗚尊と五十猛と鉄
伊賀多気神社/新羅社を探して

第四章 意宇平野と渡来人
出雲への畏怖/揖夜神社とその周辺にさす新羅の影
安来と砂鉄/阿太加夜神社へ
意宇の開発史/意宇の杜に息づく半島の記憶

あとがき
参考文献
  • 今日の平凡社
  • カスタム出版
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