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六義園の庭暮らし

六義園の庭暮らし

柳沢信鴻『宴遊日記』の世界

柳沢吉保の孫・信鴻の『宴遊日記』を細密に読み解きながら、自在に繰り広げられた江戸人の「庭暮らし」の魅力を伝える。

小野 佐和子
出版年月 2017/07
ISBN 9784582544596
Cコード・NDCコード 0021   NDC 210.55
判型・ページ数 4-6   264ページ
在庫 在庫あり
定価2,640円(本体2,400円+税)

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この本の内容
目次

「六義園(りくぎえん)」を舞台に、柳沢吉保の孫・信鴻が隠遁生活を綴った『宴遊日記』。本書を細密かつ自在に読み解きながら、「庭」を媒介として繰り広げられた、江戸大名の自然と交遊する庭暮らしの世界を伝える。

[目次]
はじめに
1 山里の隠居所
2 庭の歳月
庭/花の庭をつくる/藪/草を刈る/珍しい花・懐かしい野菜/下屋敷の自給的
生活/俳諧の愉しみ/栗を拾い、茸を採る/菊見と菊花壇/植木屋たちとの付き
合い/芝を焼く/遊びの気分とその翳り
3 庭のめぐみを頒かち合う
産み出す庭/園のめぐみの配り方/珍重すべき賜り物
4 動物たちとの日々
賑やかな生の営み/鳥と虫のつくる音風景/狐と鶴の霊異
5 六義園を見せる
隠された魅惑の場所/特別なもてなし/行楽地・六義園/伝手を頼る庭見物/そ
の後の六義園

引用・参考文献
あとがき