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羽柴家崩壊

羽柴家崩壊

茶々と片桐且元の懊悩

片桐且元宛の茶々の書状群。関ヶ原後の羽柴家の立場、新たな「天下人」家康との関係、大坂の陣に至る羽柴家内部の抗争について。

黒田 基樹
シリーズ 中世から近世へ  
出版年月 2017/07
ISBN 9784582477337
Cコード・NDCコード 0021   NDC 210.47
判型・ページ数 4-6   284ページ
在庫 在庫あり
この本の内容

こんな茶々は見たくなかった――。
想いは一つだった家長と家臣。
羽柴(豊臣)家存続の願いは、どこですれ違ったのか。

 【目 次】   
  第1章 関ヶ原合戦以前の茶々と且元 茶々の呼称について/秀吉の妻になるまで/秀吉の妻から秀頼の母へ/秀吉時代の片桐且元/茶々・秀頼から且元への文書群/茶々・秀頼からの七通の文書/文書を伝えた片桐家の思惑 

  第2章 関ヶ原合戦後の茶々・秀頼の立場 徳川家康の政権執政への復帰/合戦後の茶々の行動/政権運営の在り方の変化/家康、領知宛行権を掌握/羽柴家譜代大名にとっての秀頼の立場/「公儀」と羽柴家の分離/家康、官位執奏権を掌握/家康、羽柴家と距離をおく/家康、政権本拠を伏見に移す/伊達政宗の観測/家康、将軍任官を計画/家康、敵対大名を降参させる 

  第3章 且元を頼りにする茶々茶々の「気鬱」/茶々から且元への消息──消息/年代の推定──消息/茶々、且元の身上を心配する/茶々、且元に秀頼の親代わりを頼む/対応の遅い茶々/茶々から且元への消息──消息/年代の推定──消息/家康への取り成しを願う/「難儀」の「申し事」/且元への信頼/再び茶々の気鬱/その後の秀頼/羽柴家の存在をどうみるか

  第4章 茶々・秀頼と且元の対立 大坂の陣の引き金/且元が示した三ヶ条の衝撃 918/且元成敗の意見 91819/且元に対抗する大野治長/且元、家中に奉書を出す 920/織田常真から連絡届く 923日未明/且元襲撃を懸念する常真/且元、出仕を取り止める 923/織田頼長、幕府との抗戦を望む/信頼と疑念に揺れる茶々と秀頼 92325/茶々の発言力、家臣の本音   

  第5章 茶々・秀頼から且元への説得 秀頼から且元への書状──文書 925/茶々から且元への消息──文書 925日(日付は26日付け)/茶々から且元への起請文──文書 925日(日付は26日付け)/且元からの返事、武装する片桐・織田家臣 925日夜/秀頼、二度目の書状──文書 925日夜/家臣の疑問再び。茶々の政治的力量/且元への警戒拡大。双方とも軍勢引かず 926日深夜/秀頼の有力家臣、片桐貞隆/抗戦姿勢を見せる且元側 926/茶々の怒り。軍勢退去へ 927/茶々から且元への条書──文書 927/茶々と且元、それぞれの真意   

  第6章 茶々・秀頼と且元の決裂 且元、城外の下屋敷に退去する 927/絶大だった且元の権力/織田有楽・大野治長からの人質/織田常真の大坂退去 927日払暁/茶々・秀頼を見捨てる織田家一族/有力家臣らにも見限られる羽柴家/開戦必至。秀頼、弁明を試みる 928/家康激怒。幕府方の判断は「戦争になる」 925日~101/大坂城の武装開始 929日頃/高台院寧々の想いは空しく 929/且元・貞隆の大坂退去 101/幕府方へ弁明する織田有楽/家康、且元に大坂城攻めを伝える 1015/茶々と且元の訣別/茶々・秀頼そして且元の死去 慶長205

 【著者について】   
 黒田基樹(くろだ・もとき)
1965年東京都生まれ。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。博士(日本史学)。専門は日本中世史。現在、駿河台大学教授。著書に『百姓からみた戦国大名』(ちくま新書)、『戦国大名北条氏の領国支配』(岩田書院)、『中近世移行期の大名権力と村落』(校倉書房)、『戦国大名――政策・統治・戦争』(平凡社新書)、『羽柴を名乗った人々』(角川選書)、編著に『関東管領上杉氏』(戎光祥出版)、『北条氏年表』(高志書院)、監修に『戦国大名』(平凡社別冊太陽)などがある。     

                        《中世から近世へ》シリーズ 装幀=大原大次郎

 

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