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漢字とカタカナとひらがな

漢字とカタカナとひらがな 新刊

日本語表記の歴史

日本語には正書法がない。漢字・カタカナ・ひらがなの文字をもつ多様な書き方の選択肢をもつ。歴史をたどり、その意味を問う。

今野 真二
シリーズ・巻次 平凡社新書  856
出版年月 2017/10
ISBN 9784582858563
Cコード・NDCコード 0281   NDC 810
判型・ページ数 新書   224ページ
在庫 在庫あり
この本の内容
目次

日本語には正書法がない。一つの言葉を書き表すのに、いくつもの選択肢があるということだ。
漢字、ひらがな、カタカナをもつ日本語は、複数の可能な書きかたのうちから、一つを選択して表記されてきた。いつ、どこで、どんな人が、どんな言葉を、どんな文字で、またどんな文字の組み合わせで書いてきたか。
漢字と出会い、ひらがな、カタカナを生み、それらを組み合わせて、手書きで、また印刷文字で書き表してきた、その歴史をとらえる。

序章 現代日本語表記の多様性
変わる言語景観/現代日本語表記のデフォルト
歴史的にとらえるということ/日本語表記史を概観する

第一章 漢字との出会い
日本語はいつ頃漢字と出会ったか?/日本語と出会った中国語
法隆寺金堂薬師如来像光背銘/墨書された漢字/漢字の字体
地下から発見される漢字──木簡に書かれた漢字

第二章 漢字で日本語を書く
上野国山ノ上碑/太安万侶は『古事記』を四苦八苦して書いたのか?
『古事記』はよめるか?/『万葉集』の多様性/漢字から仮名へ

第三章 仮名の発生
発生の場/平仮名発生の頃/紀貫之が書いた『土左日記』
仮名がうまれても漢字を捨てなかったのはなぜか?
第四章 漢字と仮名
和語を漢字で書く/『源氏物語』を定点として書きかたを探る
『平家物語』を定点として書きかたを探る/片仮名と表音性

第五章 漢字と平仮名・片仮名の併用
手書き+印刷の時代/人情本の「工夫」/書きことばに浸潤する話しことば
平仮名と片仮名との役割分担/口語訳された『古今和歌集』
楷書体が支える漢字文字概念/語の壮大な旅/三つの漢楚軍談

第六章 明治時代 多様な表記の時代
明治十五年頃のデフォルト/二つの『花柳春話』/明治の回覧雑誌
二冊のボール表紙本/国語辞書の表記体

第七章 これからの日本語表記

あとがき

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