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合田佐和子

合田佐和子

光へ向かう旅

色と光を駆使し、唯一無二の世界観を描いた伝説の画家、合田佐和子。未発表作を含む作品集と華麗な芸術家人生の軌跡を収めた決定版。

コロナ・ブックス編集部
シリーズ・巻次 コロナ・ブックス  209
出版年月 2017/08
ISBN 9784582635089
Cコード・NDCコード 0071   NDC 723.1
判型・ページ数 B5変   128ページ
在庫 在庫あり
定価2,200円(本体2,000円+税)

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この本の内容

心眼のレンズを通して見た少女や猫や花などのモチーフを、油彩やオブジェ、写真、コラージュなどで多彩に表現した伝説の画家、合田佐和子。
見る者を一瞬にして異なる時空へと連れ去る合田作品の魅力を、そのモチーフから、変化に富む様式から、作家が生前愛したものや暮らしぶりから、あますことなく探ってゆく、入門書にして決定版となる作品集。
未発表作、および豪華執筆陣によるエッセイも多数掲載。


【作家略歴】
1940年生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。幼少より戦後の焼け跡でガラクタを拾い集める。65年、瀧口修造の勧めでガラクタのオブジェを発表、デビュー。71年に油彩を始め、80年以降は、ポラロイド、パステル、鉛筆、写真、エッチングを発表。60年代末からは唐十朗、寺山修司らの舞台・映画美術も数多く手がけた。85年、エジプト・アスワンの村に1年間移住。91年に朝日新聞で連載された中上健次の小説『軽蔑』で毎回、眼だけの挿絵を描き、話題に。2016年2月19日心不全のため75歳で逝去。

【目次】
[エッセイ]巖谷國士  [解説]光田ゆり
第1章 肖像           [エッセイ]山崎まどか / [エッセイ]小林麻美
第2章 レンズ効果       [エッセイ]吉本ばなな
第3章 異界への誘い     [エッセイ抄録]合田佐和子 
第4章 少女幻想
第5章 不整合の美
第6章 交錯する次元     [インタビュー抄録]合田佐和子
第7章 眼玉のくに       [ドローイング]ヒグチユウコ      [インタビュー]種田陽平
第8章 合田佐和子 作家と人生 [インタビュー]合田ノブヨ 
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