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松永久秀と下剋上

松永久秀と下剋上 新刊

室町の身分秩序を覆す

「戦国の梟雄」と語られるも、将軍殺しや信長との三度敵対などは事実でない。室町社会の家格秩序に挑んだ改革者として再評価する。

天野 忠幸
シリーズ 中世から近世へ  
出版年月 2018/06
ISBN 9784582477399
Cコード・NDCコード 0021   NDC 210.47
判型・ページ数 4-6   306ページ
在庫 在庫あり
この本の内容
目次

下剋上の真意を解き明かす。

〈稀代の悪人〉〈禍々しい怪人物〉と評された人物は、長らく続く武家社会の家格や身分秩序に挑む純粋な改革者だった。最新の研究成果から、まったく新しい久秀像を描く決定版(巻末に人名・事項索引あり)。

 装幀=大原大次郎


はじめに――“戦国の梟雄”が戦ったものはなにか

第1章 三好長慶による登用
松永氏の出身地
三好長慶、越水城主となる
長慶に仕える久秀
細川氏から自立する三好氏
足利義輝との戦い
久秀の取次と長慶の裁許
内藤氏を継ぐ松永長頼
滝山城主の久秀と『瀧山千句』
三好本宗家の家臣団
常識と秩序を揺るがす家臣団編成

第2章 幕府秩序との葛藤
永禄改元に従わない将軍義輝
永禄改元の影響
各地の下剋上と将軍
義輝による幕府秩序の再編と三好氏
楠復姓問題に関わる久秀
三好氏への栄典授与

第3章 大和の領国化
一体化する河内と大和
台頭する安見宗房
安見・筒井攻め
領国拡大戦争に踏み出す
主家並みの待遇
三好義興邸への御成
教興寺の戦い
多聞山城の築城
興福寺との関係
多聞山城の茶会
久秀の家臣団
家臣団の配置
久秀の客分と与力
柳生宗厳
村々の裁許

第4章 幕府秩序との対決
深まる義輝との対立
義興の死と久通への家督譲与
キリシタンの尋問と家臣の改宗
永禄の規約をめぐって
久秀の母と法華宗
甲子改元
久秀の妻広橋保子
久秀の権勢とは

第5章 足利義昭・織田信長との同盟
三好氏の代替わり
永禄の変
義昭の保護と久秀の思惑
松永氏の失脚と三好三人衆の形成
足利義昭との同盟
三好義継の擁立
大仏殿の戦い
義昭幕府成立の立役者
大和支配の再構築

第6章 筒井順慶との対立
元亀争乱のはじまり
信貴山城からの後見
義昭幕府からの離脱
辰市の戦い
三好氏の再興
義昭と御一味
多聞山城の明け渡し
織田家臣として
信貴山城籠城
久秀の実像

おわりに

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