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チェコSF短編小説集

チェコSF短編小説集 新刊

『ロボット』『山椒魚戦争』を生んだ中欧の小国チェコ。戦間期から冷戦、社会主義崩壊まで激動の20世紀に育まれた本邦初訳の11編

ヤロスラフ・オルシャ・jr.
平野 清美 編訳
シリーズ・巻次 平凡社ライブラリー  872
出版年月 2018/10
ISBN 9784582768725
Cコード・NDCコード 0398   NDC 989.53
判型・ページ数 B6変   408ページ
在庫 品切れ・重版未定
この本の内容

二つの大戦、社会主義政権の樹立、プラハの春とチェコ事件、そしてビロード革命――。
激動の歴史を背景に中欧の小国チェコで育まれてきたSF。ハクスリー、オーウェル以前に
私家版で出版されたディストピア小説から、J.G.バラードやブラッドベリにインスパイアされた作品まで、チェコSF界の最高峰〈カレル・チャペック賞〉受賞作を含む本邦初訳の傑作11編。
 

[収録作品]
オーストリアの税関 ヤロスラフ・ハシェク(1912)
再教育された人々──未来の小説 ヤン・バルダ(1931)
大洪水 カレル・チャペック(1938)
裏目に出た発明 ヨゼフ・ネスヴァドバ(1960)
デセプション・ベイの化け物 ルドヴィーク・ソウチェク(1969)
オオカミ男 ヤロスラフ・ヴァイス(1976)
来訪者 ラジスラフ・クビツ (1982)
わがアゴニーにて エヴァ・ハウゼロヴァー(1988)
クレー射撃にみたてた月飛行パヴェル・コサチーク(1989)
ブラッドベリの影 フランチシェク・ノヴォトニー(1989)
終わりよければすべてよし オンドジェイ・ネフ(2000)

[編者]
Jaroslav Olša jr.
ヤロスラフ・オルシャ・jr.(1964- )
カレル大学にて東洋学とアラビア学、アムステルダム大学にて比較欧州研究と国際関係学を修める。1992年以降、駐ジンバブエ大使、駐韓国大使を歴任し、2014年より駐フィリピン大使。幼少時からSF文学に親しみ、1980年代、SF月刊誌『イカリエ』の前身である『XB-1』を発行。『イカリエ』では初年度に副編集長を務めた。O.ネフと共に『サイエンス・フィクション百科事典』(1995)を編纂。またイギリスのSFおよびファンタジー百科事典、数々のSF専門誌に寄稿。アジアおよびアフリカのSFについての記事多数。さらにチェコ、インド、ジンバブエ、韓国、フィリピンにおいて、数々のSFアンソロジーを編纂。

[作品解説]
Ivan Adamovič
イヴァン・アダモヴィッチ(1967- )
文化ジャーナリスト、SF編集者。17年間、SF月刊誌『イカリエ』の編集に携わる。『チェコファンタスティカ&サイエンス・フィクション辞典』(1995)を著し、アンソロジー『チェコSF年代記』(全3巻、2010-12)を編纂。同アンソロジーは19世紀から現在までのチェコSF短編の発展を辿ったもの。2010年には『惑星エデン――社会主義チェコスロヴァキアにおける明日の世界』(共著)を著し、同タイトルの展覧会を企画した。

[編訳者]
平野清美(ひらの きよみ)
翻訳業。早稲田大学卒業。訳書にプレスブルゲル『プラハ日記』(共訳)、ミレル『あおねこちゃん』、トゥルンカ『こぐまのミーシャ、サーカスへ行く』、フロマートカ『宗教改革から明日へ』(共訳)(以上、平凡社)、フラバル『時の止まった小さな町』、シュクヴォレツキー『二つの伝説』(共訳)(以上、松籟社)など。



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