なぜ、日本で思想は死ぬのか──敗戦後を生きる私たちが独自の思想を持つことができないのは、「タテマエとホンネ」に囚われているからだ。話題の著者が送る論争必至の一冊。
日本古来の、日本人独特の思考様式だとされてきた「タテマエとホンネ」という考え方。政治家の失言と前言撤回の問題を入り口に、この考え方の「起源」と、「嘘」が明らかにされる。戦後、日本の近代、近代全般、日本の古代にかかわる考察をとおして「自己欺瞞」の正体を突きとめていくスリリングな議論。この列島に生きる人々が隠蔽してきたものは何か、なぜ日本で思想は死ぬのか。
はじめに
第一部 戦後の嘘
1 失言と戦後
2 タテマエとホンネの考え方
3 タテマエとホンネと戦後日本
4 ホンネの底にあるもの
5 前面屈服の隠蔽
第二部 近代日本の嘘
1 大日本帝国憲法と信教の自由
2 「内と外の分断」
3 思想をとりだす視線
4 外から内への貫入
5 「内と外」から「公と私」へ
第三部 近代の嘘
1 ヨーロッパにおける公と私
2 日本における公と私
3 公共性と私的なもの
第四部 日本の嘘
1 全面屈服者たち
2 べしみから思想へ
第一部 戦後の嘘
1 失言と戦後
2 タテマエとホンネの考え方
3 タテマエとホンネと戦後日本
4 ホンネの底にあるもの
5 前面屈服の隠蔽
第二部 近代日本の嘘
1 大日本帝国憲法と信教の自由
2 「内と外の分断」
3 思想をとりだす視線
4 外から内への貫入
5 「内と外」から「公と私」へ
第三部 近代の嘘
1 ヨーロッパにおける公と私
2 日本における公と私
3 公共性と私的なもの
第四部 日本の嘘
1 全面屈服者たち
2 べしみから思想へ