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有元葉子 私の住まい考

有元葉子 私の住まい考

家と暮らしのこと

人気料理家・有元葉子が「住まい」で大切にすることは。計17軒もの家に暮らしてきた経験から、「家」と「暮らし」について考える。

有元 葉子
出版年月 2017/03
ISBN 9784582544572
Cコード・NDCコード 0052   NDC 527
判型・ページ数 A5   168ページ
在庫 在庫あり
定価1,760円(本体1,600円+税)

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この本の内容
目次

シンプルで研ぎ澄まされたライフスタイルにも熱烈なファンをもつ人気料理家・有元葉子が「住まい」で大切にすることとは。計17軒にもおよぶ家に暮らしてきた経験をもとに、「家」と「住まい」について深く掘り下げる。間取りの考え方やインテリアの実例から、キッチンのつくり方、家具の選び方、さらにはご近所付き合い、街づくりのあり方への思いまで。有元葉子的「住まい考」。カラー写真多数。設計を行った建築家の話も紹介しているので、これから家を建てる人にも必見の一冊です。

 


 

 (著者紹介)

3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家

の道へ。素材を活かしたシンプルでおいしい料理だけではなく、洗練された暮ら

しぶりや、軽やかに人生を楽しむ生き方が世代を超えて熱い支持を集めている。

メーカーと共同開発するキッチン用品「ラバーゼ」のシリーズは使いやすさと機

能美を追求し、ファンが多い。著書多数。近著に、『有元葉子の「バーミキュ

ラ」を囲む食卓』(文化出版局)、『大切にしたいモノとコト』(集英社)

『「使いきる。」レシピ』『毎日すること。ときどきすること。』(講談社)な

どがある。

まえがき 「住む」ことについて

第1章 私の家には共通点があるようです
私にとって大切なのは、窓から見える景色です。家の中は変えられても、景色は自分で変えることができない
家の向きは、東南がいいとは限りません
やっぱりキッチンが主役
台所には「台」がなくては

第2章 働く場としての東京の家 その1
仕事場から遠くない場所に「住む」家を。音楽と緑がある環境が決め手でした
オリーブ、焦げ茶、ホワイトベージュ。家のイメージカラーを3色決めました
温かみのある雰囲気が欲しくて、キッチンはタイルとオークの木
シンクをはめこんだカウンターは、通常の奥行きに+10センチ。これだけでものすごく使いやすくなる
ふきんや雑巾の置き場所考
壁/床/天井/玄関/ベランダ/照明/ダイニングテーブル/椅子/収納

第3章 働く場としての東京の家 その2 スタジオ
都会だからこそ、緑が欲しくて。ケヤキの木の保護活動から始まりました
建築家へのリクエスト 用途に合わせてレイアウトを変えられるようにしてほしい
建築家の話1  鏡、壁に見えるフラットな収納。できるだけ広く見せる工夫をしました
建築家の話2 キャスターつきの作業台で、レイアウトをいかようにも変えられるようにしました
床/収納/エレクター/テーブル/椅子/棚板+かご/照明/窓際/冷暖房/階上のトイレ/飾っているもの

第4章 自然の中で過ごす家
建築家の話1 頭をリセット、そして降りてきたのが、“等高線に沿った家”という発想でした
もうひとつの主役が、長さ5・3メートルのカウンターの上の暖炉
建築家へのリクエスト2 なるべく「土地のもの」を使いたい
外壁、柱、梁、天井、床/壁/ダイニングテーブルと椅子/カウンターとベンチ/椅子/収納/照明/洗面室/寝室/窓/デッキ
遠くの人とのほうが親しくなれるのは、なぜだろう?

第5章 暮らすことを楽しむイタリアの家
1年ぐらい探して、ようやく出会ったのは、元は修道院だった14世紀の建物でした
玄関/間取り/天井/床/壁/窓/照明/家具/キッチン
棚板+かごのアイデアは、イタリア人建築家から教えられたこと
ゲスト用の寝室も私の寝室も、置いてあるものはほとんど同じ
城壁の町での暮らしはラクなことばかりではありません。でも人生はそうなのだからしかたがない
家のとっても大事な要素、「お隣さん」のこと

あとがき そして、「みんなの家」構想へ

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