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「探究」する学びをつくる

「探究」する学びをつくる

社会とつながるプロジェクト型学習

プロジェクト型学習中心の授業で98%が大学進学――生徒自ら課題をみつけ解決する能力を養う「探究」学習実践のための理論とヒント

藤原 さと
出版年月 2020/12
ISBN 9784582731101
Cコード・NDCコード 0037   NDC 375
判型・ページ数 4-6   252ページ
在庫 在庫あり
定価2,750円(本体2,500円+税)

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この本の内容

経済・教育格差が広がるなか、子どもの生きる力を伸ばし、幸せな未来につなげる「探究」する学びをつくるにはどうすればよいのだろう? 
世界屈指のプロジェクト型学習を行う米ハイ・テック・ハイ校は低所得層の生徒が約半数だが大学進学率は96%を誇る。その教育プログラムを日本に導入した著者による探究の教科書。

 1・なぜ「探究」する学びが求められたのか

 1¦視察者の絶えない学校ハイ・テック・ハイ

 2¦ハイ・テック・ハイの4つのデザイン指針

 1.公正であること

 2.プロジェクトによる学びと人間的成長

 3.実社会とつながる美しく真正な学びをする

 4.教師も協働し、学習する組織を実現する

 
2・プロジェクトベースの学びとは何か

 1¦ハイ・テック・ハイはプロジェクト型学習が中心

 2¦探究は「不安定な状態」から始まる

 3¦最高のアウトプットをデザインする

 
3・プロジェクト型学習が子どもの生きる力を伸ばす

 1¦プロジェクトは「発表」の場面から逆算する

 1.プロジェクトの開始

 2.本質的な問い

 3.アイディア出し

 4.批評

 5.学習スキル・知識・学習態度

 6.プロトタイプと修正

 7.発表会

 8.評価

 9.振り返り

 2¦環境とコミュニティに関わる実践プロジェクト

 
4・「美しい仕事」をする生徒たち

 1¦美しい学校をつくろう

 2¦エクセレンスの倫理を養う

 3¦健全な「批評」がお互いを鍛える

 
5・「評価」を変えれば子どもも変わる

 1¦生徒中心の評価を行う

 1.自己評価 Self Assessment

 2.ピア・アセスメント Peer Assessment

 2¦プロジェクト型学習中心でも高い大学進学実績

 
6・学習し、成長する組織

 1¦自由度の高い教師たち

 2¦常に学習する組織づくり

 1.共有ビジョン

 2.自己マスタリー

 3.チーム学習 

 4.メンタル・モデル

 5.システム思考

 
7・日本の学校への応用

 1¦教育現場の抱える課題

 2¦日本でもプロジェクト型学習は可能


      

 

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