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松井冬子

松井冬子

芸術は覚醒を要求する

生きることの痛みなど、内省的なテーマを描き続ける松井冬子。新作《生々流転》を含む代表作をひもときながら、画業の全体像を紹介。

八柳 サエ
シリーズ 別冊太陽 > スペシャル  
出版年月 2021/01
ISBN 9784582946048
Cコード・NDCコード 9471   NDC 721.9
判型・ページ数 A4変   152ページ
在庫 在庫あり
定価2,750円(本体2,500円+税)

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この本の内容

遍在する暴力やトラウマ、生きることの痛みなど、現代に生きる私たちが抱える内面的テーマを日本画の伝統とクロスさせ、現代日本画のなかで特異な位置を築いた松井冬子。新境地であり、新たな代表作ともいえる新作《生々流転》に向けて、どのような画業の洗練・展開があったのか。これまでの代表作をひもときながら、松井冬子の全体像を紹介する。

本図・下図あわせ計83点を収録!

 
 【構成】

 ◎初監督の映像作品を一挙公開!!

 《侵入された思考の再生》圧巻の映像美、その秘密に迫る!

 ◎芸術家になる! 画家松井冬子

 ◎日本画に目覚め、東京藝大へ

 ◎痛み、受動から能動へ

 ◎復古に仮託して

 ◎腑分と解剖

 ◎幻惑、異界への誘い

 ◎風景画を拓く 襖絵48枚《生々流転》の完成に向けて

 ・松井冬子インタビュー 描くことにまっすぐに

 ・ポートレートは何を語るか

 ・年譜

 ◎エッセイ
 荒井 経「松井冬子の作品と現代日本画における絹本ブーム」

 上野千鶴子「生き延びるアート」

 メラニー・イーストバーン「日本画の伝統を再生する」

 養老孟司「人体の内景を描く」

 竹山 聖「生命の余韻と重力の反転」

 

 

 

 



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