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日本の住宅100年

日本の住宅100年

語り継ぎたい、わたしの「家」の話

ニッポンの家って、本当に美しい。前川國男や吉村順三の名作住宅から、若手建築家の最新作まで、豊かな「日本の住宅」を総覧する。

別冊太陽編集部
シリーズ 別冊太陽
別冊太陽 > スペシャル  
出版年月 2021/06
ISBN 9784582946079
Cコード・NDCコード 9452   NDC 527
判型・ページ数 A4変   128ページ
在庫 現在品切中
定価1,540円(本体1,400円+税)

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この本の内容
目次

「住宅」は誰のものなのか? はじめは一人の思いから始まったのかもしれない。しかし、それをかたちにする建築家、そこで人生を育む家族がいて、やがてその思いは、社会や歴史へと受け継がれてゆく――。本特集は、大正末年から現在まで、「日本の住宅100年」を通覧しながら、さまざまな「家」と「わたし」の豊かな物語を繙いてゆく。





 

 

 



 

 



[巻頭特集]
藤井厚二が手がけた昭和初期のモダン住宅「八木邸」
藤井厚二に学ぶ「日本の住宅」という思想 文=松隈章

[日本の住宅クロニクル1924-2005]選・文=倉方俊輔
Ⅰ:戦前篇
岡田信一郎「鳩山一郎邸」/藤井厚二「聴竹居」/土浦亀城「土浦亀城邸」/前川國男「前川國男邸」
Ⅱ:50年代篇
清家清「私の家」/アントニン・レーモンド「カニングハム邸」/吉阪隆正「浦邸」/菊竹清訓「スカイハウス」
Ⅲ:60年代篇
吉村順三「軽井沢の山荘」/篠原一男「白の家」/東孝光「塔の家」/鈴木惇「細谷邸」
Ⅳ:70年代篇
毛綱毅鋼「反住器」/原広司「原邸」/安藤忠雄「住吉の長屋」/坂本一成「代田の町家」
Ⅴ:80年代篇
石井修「目神山の家5」/伊東豊雄「シルバーハット」/高松伸「修学院の家Ⅱ」/山本理顕「HAMLET」
Ⅵ:90年代篇
野沢正光「相模原の住宅」/難波和彦「箱の家1」/藤森照信「ニラハウス」/アトリエ・ワン「ミニハウス」
Ⅶ:2000年代篇
手塚貴晴+手塚由比「屋根の家」/妹島和世「梅林の家」/西沢立衛「森山邸」/藤本壮介「T house」

[語り継ぎたい、わたしの「家」の話]
その1:尾﨑行雄邸保存プロジェクト「世田谷イチ古い洋館のゆくえ」
 漫画家・山下和美、笹生那実/寄稿=しまお・まほ
その2:「私たちの家」から「小石川の住宅」へ 林昌二・林雅子/安田幸一
その3:「塔の家」の今と、これから 東利恵
その4:プーライエの50年 鯨井勇
その5:スミレアオイハウスが、「9坪の宿」になるまで 萩原修・葵
その6:土井善晴 料理と建築

[特別寄稿]
清家清「私の家」再読 文=植田実

[コラム]
住宅を受け継いでいく、それぞれの道 文=長井美暁
昭和のある家の話 「家」の遺影 文=山田真理
木の家に響く、豊かな音楽――LINN 文=佐野崇

[エッセイ]
家の思い出、思い出の家 布施英利/森田真生/樋口直哉

[特別取材]
建築家・堀部安嗣「構想と実行」――住宅建築の伝統と可能性を巡って
現代の匠による構想と実行 文=長井美暁



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