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新しいアートのかたち

新しいアートのかたち

NFTアートは何を変えるか

いままさに黎明期を迎えているNFTアートの世界を第一人者と深く考える!経済、芸術、情報・メディアの専門家を迎えた対談も収録。

施井 泰平
シリーズ・巻次 平凡社新書  1012
出版年月 2022/09
ISBN 9784582860122
Cコード・NDCコード 0270   NDC 700
判型・ページ数 新書   272ページ
在庫 在庫あり
定価1,056円(本体960円+税)

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この本の内容
目次

2021年、老舗オークションハウスのオンラインマーケットでNFTアートが約75億円という高値で落札され、話題を集めた。おそらく、いま、アートの世界において最も話題を集めているのは、NFTアートだろう。その一方、「そんなものにそんな高いお金を出すのか理解できない」「リアルに存在しない作品なのになぜ評価されるのか」など懐疑的な意見も多いだろう。NFTアートはまだ生まれたばかりのアートであり、それだけにNFTアートに対しては、どこかモヤモヤした感じを抱く人がほとんどだ。たしかに、NFTアートのどのような点が評価され、なぜそんなに高値が付けられるのか、買うメリットはあるのかなど、わからないことだらけだ。

本書は、NFTアート事業に関わり、いま一番NFTアートに詳しいとされる、スタートバーン代表・施井泰平氏によるもの。多くの人が抱える、NFTアートに対する「モヤモヤ感」を少しでも払拭するために、アートと人との関係性やその歴史まで触れる。

そもそもアートとは何か。アートであるか、ないかを決めるのは誰か。アートのなかの曖昧な部分を問い直し、NFTアートについて深く考えるのにふさわしい1冊!

はじめに
第1章 NFTは情報革命の「ラストパンチ」?
第2章 そもそもアートとは何か
第3章 NFTアートの「現在地」
第4章 未来をつくるインフラとしてのNFT

〔特別対談〕
アーカイブとシャンペン 坂井豊貴(慶應義塾大学教授)×施井泰平
文化的・社会的価値を加える 山峰潤也(キュレーター)×施井泰平
冒険者にインセンティブを 武田徹(専修大学教授)×施井泰平

NFT・NFTアート関連用語集