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日本人の選択

日本人の選択

総選挙の戦後史

林信吾
葛岡智恭
シリーズ・巻次 平凡社新書  378
出版年月 2007/06
ISBN 9784582853780
Cコード・NDCコード 0221   NDC 210.76
判型・ページ数 新書   240ページ
在庫 現在品切中
定価858円(本体780円+税)

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この本の内容
目次
自民党長期政権の秘密とは? 二大政党制は見果てぬ夢か?“擬似政権交代”を繰り返してきた政治の戦後史を、「国民の選択」=選挙結果を軸にダイナミックに描き出す。 なぜ、自民党単独政権は
38年もの長きにわたったのか?
なぜ、70年代の保革伯仲は
二大政党制へと結実しなかったのか?
それらを左右した国政選挙に表現された
戦後日本人の選択とは?
日本の有権者は、断じて愚かではなかった。
総選挙を軸に、戦後史の流れをたどる。
第一章 政党の胎動――敗戦~一九五〇年代
  バカヤロー解散/敗戦と新憲法/吉田学校/社会党政権/岸と佐藤
国民の選択/そして、五五年体制へ

第二章 安保から経済成長へ――一九六〇年代
  名コピーと名セリフ/「もはや戦後ではない」/冷戦構造と日本共産党/自民党政治
  対決型の政治/安保闘争/所得倍増計画vs.長期政治経済計画

第三章 保守・革新の迷走――一九七〇年代
 終わりのはじまり/試練の長期政権/田中政権
保革伯仲/そして、政治不信の時代へ

第四章 保守「奔流」――一九八〇年代
  失われた一〇年/現世利益の政治/田中逮捕と「陰謀説」
「バッファー・プレイヤー」/保守回帰への道/自民党の混迷

第五章 政変から再編へ――一九九〇年代
  混迷の時代/山は動いた……?/キャスティング・ボード/政変前夜
  五五年体制の終焉/そして、自民党復権へ

第六章 国民の、次なる選択――二〇〇〇年代~
  小選挙区制/「冷めたピザ」と「サメの頭脳」/乱から「政変」へ
郵政民営化/祭りの後

主要参考文献